ユビキタス魚探と定置網モニタシステム

システム概要


■定置網モニタリングのためのユビキタス魚探
 この定置網モニタ用アプリ「定置網魚探」は、サーバを介して定置網に設置されているユビキタス魚探の映像を表示します。時間と場所を問わずにiPadから定置網の中の魚群を監視できるようになりました。
 初期起動時はデモ用画面を表示しますが、実際にリアルタイムな魚群の監視を行えるようにするためにはユビキタス魚探を設置してある漁業者とモニタリングシステムを運用する管理者の許可と設定が必要です。
■開発経緯
 定置網漁では、古くから、網起こしの効率化のために網の中の魚群を監視したいという要望があり、これまでにいくつかのモニタリングシステムが開発されましたが、洋上の機器の消費電力が大きいためにバッテリの交換の頻度が高く、伝送するデータもアナログであったことからデータを効率的に利用することが難しいなどの問題もあり、一部の大型定置網で利用されるにとどまり、定置網漁業者の要望に応え普及するには至らなかったという経緯がありました。これらの課題を解決するため、M2Mにより魚群探知機(ユビキタス魚探)をインターネットにつなぐことで、ネットワーク化をはかり新しい時代のモニタリングシステムを構築しました。